♬ ウンディーネ

初めてこの物語を読んだのは、大学4年生の時だったかな...📙


ドイツ・ロマン派音楽の中でも傑作と言われる、フルートとピアノのためのソナタ『ウンディーネ』。

ドイツの作家、フーケが書いた小説を元に、ライネッケによって作曲されました。


この秋、ソナタ『ウンディーネ』を演奏します。

過去にも何度か演奏した大好きな曲で、パリ地方音楽院の受験曲でも使用した、思い出深い作品です。

今回の演奏会は朗読付きで、音楽と共に、物語の内容がより伝わる演出になっています✨


久しぶりに小説を読んでみて思うのは、

こんなにも悲しいお話だったか...ということ。

そして、こんなにも美しかったのか!ということです。




水の精ウンディーネ は、人間の魂(こころ)が欲しいと願います。

魂を手に入れる方法は、人間の男から愛されること。

騎士フルトブラントと出会い、電撃的に恋に落ちる二人。

結婚し、ウンディーネは魂を手に入れ、それはそれは誰からも愛される心優しい女性になります。

と、この続きも書きたいところですが、それはぜひ会場でお聴きになってください😊




私は目下、朗読台本の作成中です💨
この一冊の小説を、演奏の緊張感を妨げない程度に、また内容が皆さんに伝わるようにまとめるのは、なかなか難しいですね。
あと本気で心配しているのは、感情移入し過ぎて、演奏中に泣いてしまわないかということです😂


ウンディーネの美しい魂を、フルトブラントの人間らしさを、表現出来るように頑張ります!


ぜひ会場で、美しい愛の物語をお聴きください😌


0コメント

  • 1000 / 1000

大林恵美 オフィシャルサイト

フルーティスト大林めぐみのコンサート、ブログ、レッスン情報など